「金星のなぞ」国会図書館から借りだしたい。

 Twitter、で「火星で暮らす」話というのを読んだ。居住用ドームを作るとか…そういえば…

 連想したことがる。「金星のなぞ」という本。子供の頃読んで面白くてぞくぞくした。
 調べた。国会図書館デジタル・アーカイブを。

 一見したら「ムーア」が原著者とある。「ムーア SF」で調べたら「C.L.ムーア」がヒット。ああそうかと彼女の著書を探したがそれらしきものなし。

 おかしいな?

 改めて、パソコンを開けて国会図書館デジタル・アーカイブへ。詳しい書誌を見る。すると「パトリック・ムーア 1923−」と書いてある。



 「パトリック・ムーア」で検索した。すると、「少年少女世界科学冒険全集13 金星の謎ムーア:作 塩谷太郎:訳 小松崎茂:表紙・口絵 講談社 昭和31年」。これがその本だ!



 ほしいがこの古書店で6千円だそうなので諦める。英語で読めないか探してみよう。原題は「World of Mists」。金星には濃い雨雲がたちこめほとんどいつも土砂降りで、地面もほぼ海で覆われているという設定だった。地球人のドーム基地は小さな島の上にある。読みたいなあ。

 なお、Patrick Mooreさんは英国の大アマチュア天文学者天文学を中心とした著書たくさん。

 訳者 塩谷太郎さんも少年少女文學の訳書多数。

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 午後はNHKのアナウンサー島津さんが辞めて医学部に入ると知り彼女の経歴など調べたら、ある番組で「薔薇の名前」を紹介した話に逢着。「薔薇の名前」、面白そうなので図書館に行ったが貸出中。島津さんの番組のビデオがYoutubeにあったので観ることにした。すると、非常に面白い。エーコの「理論的に記述できないことは、物語で語れ!」という意味のことばも気に入った。



 一ヶ月前にエーコファシズムの本は読みきれなかったが、「薔薇の名前」は、ぜひ読んでみたい。映画は…さっきのビデオでさわりを全部観たのでいらないかも。

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 夕方、「芥川龍之介雑記帳」(内田百閒 1986年 河出文庫)を読む。哀切。芥川をまた読みたくなった。